2010年04月02日一覧

認知の歪み

最近、認知の歪みという言葉を知りました。
http://www.ncn-k.net/azaz/nintip02_1.htm

1.全か無か思考(all-or-nothing thinking)
 ほとんどの問題は, 白か黒かのどちらかに決めることはできず、事実はそれらの中間にあるものですが、物事を見るときに、「白か黒か」という2つに1つのの見方をしてしまうこと。

2.一般化のしすぎ(overgeneralization)

 1つの良くない出来事があると,「いつも決まってこうだ」、「うまくいったためしがない」などと考えること。
 このような考え方をすると、いやなことが繰り返し起こっているように感じてしまうので、憂うつになってしまいます。
3.心のフィルター(mental filter)
 1つの良くないことにこだわってくよくよ考え、他のことはすべて無視してしまうこと。
 ちょうど1滴のインクがコップ全体の水を黒くしてしまうように。「心のサングラス」ともいう。
 このような思考パターンに陥ると、なにごともネガティブ(良くない方向の考え方)に見てしまうので、気分は、当然暗くなります。
4.マイナス化思考(disqualifying the positive)
 単によいことを無視するだけでなく、なんでもないことやよい出来事を悪い出来事にすり替えてしまうこと。
 「心のフィルター」は、ある出来事のいいことを無視することをいいますが、「マイナス化思考」はよかった出来事や成功したことの価値を引き下げることになり、ますます悪い「認知のゆがみ」のパターンということができます。
5.結論の飛躍(jumping to conclusion)
 特に確かな理由もないのに悲観的・自分は良くないんだ・悲しいというような結論を出してしまう。
 a. 心の読みすぎ(mind reading):ある人が自分に悪く反応したと早合点してしまうこと
 b. 先読みの誤り(the fortune teller error):今の様子は確実に悪くなると決めつけること
6.誇大視と過小評価(magnification and minimization)
 自分の短所や失敗を大げさに考え,逆に長所や成功したことをあまり評価しない。
 「双眼鏡のトリック」とも言う。
7.感情的決めつけ(emotional reasoning)
 自分の感情が現実をリアルに反映して、事実を証明する証拠であるかのように考えてしまうこと。
8.すべき思考(should thinking)
 何かやろうとする時に「~すべき]「~すべきでない」と考える。
 何かをやろうとするときに、常に「~すべき」「~すべきでない」と考えると、その基準に合わせようとして自分自身を追い詰めることになります。
 できなかった場合は、あたかも自分が罰せられたように感じて、自分で自分が嫌いになったり、暗い気分になったりしやすいのです。「すべき思考」を他人に向けると、他人の価値基準とはたいていの場合は合いませんから、それでイライラや怒りを感じることになります。
9.レッテル貼り(labeling and mislabeling)
 ミスや失敗をした時に,「自分は負けだ」、「とんまもの!」などと自分にネガティブなレッテルを貼ってしまうこと。
 レッテル貼りは、「一般化のしすぎ]がはっきりとした形で現れたものです。レッテル貼りをすると、感情に巻き込まれて冷静な判断ができなくなります。
10.自己関連づけ(personalization)
 何か良くないことが起こった時、自分に責任がないような場合でも自分のせいにしてしまうこと。
 「自己関連づけ」の思考パターンを繰り返すと、罪の意識を感じることになり、その結果自己評価が低下してしまいます。
http://yukitachi.cool.ne.jp/utsu/u62ninchi.html

・認知のゆがみと人格障害・AC(アダルトチルドレン)
  生育歴の関係で人格の形成がうまくいかず、うつ状態でなくても、「自我」が弱まっている人の場合を考えてみましょう。
 このような人は、「自我」が最初から一貫性を保てず、「スキーマ」から「認知のゆがみ」が現れやすくなっています。
 これが「境界性人格障害」や「自己愛性人格障害」、「回避性人格障害」、「依存性人格障害」など、人格障害と呼ばれている人たちです。
 だからこそ、うつ状態に陥りやすいわけですね。
 メンタルヘルス関係のホームページや掲示板等でよく見かけるAC」(アダルトチルドレン)も、親が「アルコール依存」だった、「機能不全家庭」で育ったなど、生育歴が原因で「自我」が弱まっていると考えることができます。つまり、「人格障害」と同様なわけですね。
 したがって、「スキーマ」から「認知のゆがみ」が現れやすく、うつ状態に陥りやすくなります。
 高ストレス状態が続いたことが原因で脳の機能が低下し、精神力がなくなってしまった場合が「うつ病」ですが、「人格障害」や「AC」は、もともと自我の機能が弱体化しているわけです。したがって、うつ病とは違う「病態」(その病気の患者に現れる特徴的な症状と経過)となります。
 たとえば、責任転嫁、他罰的傾向、攻撃行動、強い衝動性、激しい感情の起伏、現実に対する自分本位で身勝手な解釈、記憶の歪曲や脱落などは、うつ病ではほとんど見られない症状です。
 精神力がなくなってしまう「うつ病」とは違い、その行動は時にエネルギッシュです。振り回され、へとへとに疲れきって、まわりの人の方がうつ病になってしまうこともあります。
うちの親父、まさにこれです・・・。
親父は機能不全家庭で育ちました。
親父の精神的傾向として、責任転嫁・他罰的傾向・攻撃行動・現実に対する自分本位で身勝手な解釈などがみられました。
現役JWや元JWにも、これらの傾向を持っている人、いますよね。
本人が自らの「認知の歪み」を自覚し、修正していかないと、自らも「生きづらさ」を抱えたまま生きていくことになるだけでなく、周囲を振り回してしまいます。
JWの教えも、認知の歪みを助長している側面があると、僕は思います。
たとえば「エホバかサタンか思考」とか、「すべき思考」とか・・・。