「偽りの楽園~エホバの証人だった自衛官の妻の独白~」

exjw2.net blog by Joel-偽りの楽園
http://www009.upp.so-net.ne.jp/jwtc/shoseki.htm
大野キリスト教会( http://oono.kyokai.org/ )にFAXまたはメールにて注文できます。
http://www.life21.jp/html/order.html
姉妹たちが誰しも遭遇しているような経験や葛藤が綴られています。
「家族生活」の本は悪書だ、というくだり(p.72-76)が興味深かったです。
この本を学んでいくうちに、ある種の変化が自分の中に起こっていることに気づきはじめた。
その書物によって、結局、ものみの塔という組織を理想化し、
組織(の人々)に対する信頼が培われていくのである。
ものみの塔の信仰を学んでいない夫は、野暮ったい。
怠惰な男の一人になりさがっていく。
その結果、それまでもっていた夫への尊敬と信頼が崩れ、
愛せなくなってしまったのである。
○○○なところが夫には欠けている、○○○してくれない夫である。
もう少し○○○であってくれればよいのだが・・・。
本を読めば読むほど、夫に対して不平不満が募ってくる。
その書物は、いわば「家庭生活を嫌なもの」にしてしまう本なのだ。
ちなみに、うちは「神権家族」でしたが、それでも「家族生活」の本の通りにはいきませんでしたね。
それは、他の神権家族にしても同じだと思います。。。
しょせん、「家族生活」に描かれているのは机上の空論ですよね。
しかも、奉仕や集会だけでなく家族研究に会衆の仕事と、たくさんの「神権的活動」に追われている兄弟たちも疲れ果てています。
王国会館では温和な夫を演じているかもしれませんが、家庭の中では「怠惰な男」になっちゃうわけです。
未信者の夫を持つ姉妹たちにあこがれられる「夫である兄弟」たちも、そんなに立派なものじゃないってわけで。
収入も最小限ですから将来の備えなどとても蓄えられませんし。
きちんと稼ぎ、家庭を養ってくれる未信者の夫のほうが、よっぽど感謝されてしかるべきだと思いますよ。

「無慈悲な牧者たち-エホバの証人十年間の報告」

無慈悲な牧者たち―エホバの証人十年間の報告(Amazon.co.jp)
exjw2.net blog by Joel-無慈悲な牧者たち
1988年に出版された本です。
けっこう分厚い本なのですが、一気に読み終えてしまいました。
著者のヨージー・ドイオンさんは、1932年オーストリア生まれ。第二次大戦下でカトリック教徒の両親を亡くし、里親のもとを転々とします。のちにスイスへ移り、福音教会に改宗します。
看護婦になるため、彼女はイギリスへ留学しますが、そこで「聖書研究家」の訪問を受けます。のちにそれが「エホバの証人」であることを知るわけです。
様々な疑問に対して無数の聖句から論証され、彼女はエホバの証人が真実の神の民だと確信するようになり、バプテスマを受けます。
スイスに帰国後、彼女は開拓者となり、月々100時間を奉仕にささげるようになります。
後に、会衆の補助監督にも任命されます。そこで彼女は「伝道者カード」を目にします。(現在で言うところの「書記」の仕事ですかね?)
開拓者と会衆の雑務の両立に追われ、彼女は疲れ果て、体調を崩して寝込んでしまいます。
それでも、巡回訪問の際に巡回監督は、病気で休んでいた分の時間を取り戻すよう彼女に言います。
のちに彼女は結婚し、三人の子供に恵まれますが、エホバの証人の組織の中に愛が見られないことをたびたび目にするようになります。
彼女は、「組織が自らエホバであるかのように振る舞い、証人が世界的な輪になって「金の子牛」(出エジプト32:8)の周りを踊っていた」ことを悟るようになり、組織と決別します。
文中、ニュルンベルクでの国際大会や1958年ニューヨークの国際大会に信者たちが動員されたエピソードや、ドイツで強制収容所に抑留されていた姉妹と奉仕したときに聞いた話などが含まれており、とても興味深かったです。
読んでいるうちに、自分が奉仕の僕だったころ、会衆内で区域や雑誌係の仕事をしていたこと、元特別開拓者の姉妹が「燃え尽き症候群」になっていたことなど、思い出しました。
本に書かれている、ドイオンさんの経験は1950年代のものですが、それから40年経っても組織の体制がほとんど変わっていなかった(伝道者は月10時間の奉仕が要求されていたことなど)ことを知りました。
つい最近になって、伝道者も月1時間未満でも報告してよくなったなど、調整が加わったそうですね。
僕の両親はドイオンさんのように「組織の指示に忠実に従わなければならない」と考えるタイプでしたので、集会や奉仕、その他会衆の活動に追われて疲れ果てていました。
その姿は、まさにこの本に描かれている兄弟姉妹たちと同じです。
エホバの証人の組織が、どれほど多くの人々の時間を奪い、心も体も疲れ果てさせてきたか、改めて実感させられました。

第18回カルト救出全国セミナー

いよいよ1週間前になりましたので、再度告知です。
真理のみことば伝道協会主催
第18回カルト救出全国セミナー
2009年2月11日(水)10時―17時
「ものみの塔の終焉か」
◆エホバの証人の組織の中で、今、何が起きているのか
◆肉体的・精神的疲れを訴える現役の信者はなぜ、増加しているのか
◆教会、クリスチャン、被害者家族のすべきことは?
講師:草刈 定雄(神戸キリスト宣教会・JW救出宣教会代表)
   ウィリアム・ウッド(真理のみことば伝道協会代表)
   エホバの証人の元長老、その他
会場:上馬キリスト教会
154-0012 東京都世田谷区駒沢2丁目18-7
(田園都市線「駒沢大学」駅下車、徒歩8分)
・03-3421-9838
費用:3000円
事務局:真理のみことば伝道協会
359-1145 所沢市山口2546-7
・04-2921-2235
http://www.jesuscom.org/helpcult/index.php

カトリック茨木教会セクハラ事件

asahi.com(朝日新聞社):教会で司祭が母娘にセクハラ  – 社会
http://www.asahi.com/national/update/0204/OSK200902040047.html
 大阪府茨木市のカトリック大阪大司教区茨木教会の男性司祭(74)が、同教会に出入りしていた信徒の母子にセクハラ行為をした疑いがあることが同教区への取材でわかった。司祭は同教区の聞き取り調査に対し、キスをするなどの行為を認めたという。
 大阪、和歌山、兵庫3府県のカトリック教会を管轄する同教区によると、司祭は茨木教会に通っていた40代の母親と小学生の女児と親しくなり、教会施設内で母親にキスしたり抱きしめたりするなどのセクハラ行為を繰り返し、昨年12月には母親の目の前で女児にもキスをしたという。母親は同教会の清掃や食事の準備などを手伝い、教会からの賃金を生活費にしていたという。
 母親は今年1月、これらのセクハラ行為を同教区へ申告した。・・・
 同教区は「子どもが関係しているので、客観性を保った調査が必要」とし、弁護士3人で第三者委員会を立ち上げ、関係者から話を聞いている。同教区の担当者は「教会に対する信頼を損なう行為。双方の受け止め方は違うが、うやむやにせずはっきりさせたい」としており、8日に信徒に説明するという。
僕が注目したのは、
 ・司祭の犯罪を通報する上位機関(教区)があること
 ・教区が第三者委員会を立ち上げ、客観性を保った調査を行おうとしていること
 ・信徒に対する説明を設けようとしていること
の3点です。
さて、エホバの証人の長老が同様の行為を犯した場合、どうなるでしょうか。
会衆の成員が誰に通報するのでしょう?他の長老?巡回監督?あるいは支部に直接?
いずれも容易ではないと思われます。
また、加害者の長老に対する聞き取りも当然非公開で行われ、その経過が会衆に報告されることもないでしょう。
こういった制度で、公正な裁きが行われることを期待できるでしょうか。
実際、長老のセクハラ行為に対する訴訟が提起されているようです。
今後の展開に注目したいと思います。